マドノアカリ 〜Relaxing Life in Sweden House〜(スウェーデンハウスあれこれ)

スウェーデンハウスでの生活や、家電やお金(節約)の話など

スウェーデンハウスの年間を通じた快適性について

『結局、住んでみて実際どうなの?』

『冬はほんとにあったかいの?』

『猛暑とか大丈夫?』

スウェーデンハウスについて興味を持って調べているかたの大半はこのような疑問を持たれているかと思います。当然、私自身も建てる前は気になって仕方がありませんでした。

ここでは、自分たちが実際に4年間住んでみた感想を、出来るだけ素直な気持ちで伝えたいと思います。

なお、住んでいる地域は北陸地方で、夏は高温多湿、冬は曇り空スタンダードで雪☃️が降る時は容赦なく積もるという、太平洋側のかたから見たら『よく住む気になるなぁ』と言いたくなる地域です(汗)

 

○冬

冬場はさすがスウェーデンハウス!と言うべきでしょうか、はっきり言って快適です。どの部屋、玄関、トイレ、バスルームでも、特別冷えると感じることはないです。

ただし、スウェーデンハウスは家自体が暖かいわけではなく、エアコンを使って家全体の温度を一定に保つのが容易なだけです。これが高気密高断熱の効果であり、いわゆる魔法瓶と言われる理由です。冬にエアコンつけずにいたらさすがに冷えますよ〜(笑)

うちの場合、一階と二階のエアコン計2台を主に使用しているのですが、最近は二階のエアコンを20 度設定で24時間稼働、一階のエアコンは21度設定で朝5時から夜11時まで稼働、というスタイルで過ごしています。二階は寝室があるので24時間稼働、一階は夜誰もいないので停止してます。

日中は日光が入るとすぐポカポカになるので、エアコンを止めることはありますね。もっとも、日本海側だとそういう日は少ないですけどね、、、きっと太平洋側のスウェーデンハウスオーナーは夜しかエアコンつけないというかたもいらっしゃるのではないでしょうか?

あと、高気密高断熱の宿命ですが、加湿機は必須です。何も対策をしないと湿度30%台は当たり前で、加湿機一台を24時間稼働で50%行けば良いほうでしょうか、、、洗濯物はほんとよく乾きますね。

 

○夏

営業さんには、『夏の快適性は冬ほど実感はできません。冬が10だとすると、夏は7くらいだと思っていて下さい。』と言われた記憶があります。

とはいえ、エアコンで冷房をきかせておけば、簡単に家全体が涼しくなるのはさすが魔法瓶、といったところでしょうか。

先程冬のところで述べたように、スウェーデンハウスは窓からの直射日光で気温が上がりやすいです。冬場はこれが恩恵になりましたが、夏場は逆にこれが厄介でした。

特に朝日が強烈で、ダイニングで朝御飯を食べていると、東側の窓から入る朝日が直接あたり、じりじり暑くてたまらない、、、気温の上昇はエアコンががんばって抑えてくれるのですが、電気代にも当然良くないことは想像できます。

うちの場合、対策としてオーニングを取り付けました。

東側と西側はJオーニングと呼ばれる窓の外側に直接装着して上げ下げできるタイプのものを、南側にはカフェ風の素敵なオーニングを、それぞれつけました。数も多かったので値段はそこそこしましたが、快適性は抜群に良くなり、もう朝日を気にすることはなくなりました。

東西の窓に付けたJオーニングは、朝日と西日が気になる時期はほぼ24時間おろしたままの状態で使用しています。おろした状態でも外の景色は良く見えるので、特に違和感なく使用できています。ただ強風には弱いので、特に台風が来るときは収納した状態に戻すようにしています。安くあげるためにはスダレなどでも良いかも知れませんが、見た目や使い勝手を考えると個人的にはあまりオススメできません、、

南側のカフェ風オーニングは見栄えも良く、わたしも妻もそろってお気に入りです。スウェーデンハウスの木製サッシに相性抜群なので、これから建てられるかたは最初から付けることをオススメします。

ちなみにうちの場合はこんな雰囲気になります。

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風の強い日は収納しておかないといけないので、うちの場合は天気の良い昼間だけカフェ風オーニングをおろすようにしています。

 

○春、秋

この時期はエアコンなしでも大丈夫な時期が多く、基本的に窓を開けて温度調整したりしてすごしています。

自然の風はとても心地よいですよね。

ただ、ここで1つ問題になってくることがあります。他社メーカーには当たり前の装備が、スウェーデンハウスにとっては当たり前ではないのです。何かわかりますか?そう、それは、、

『網戸』

基本的に網戸はありませんが、追加で付けることは可能なので、営業さんや設計士さんからは『実際に住んでみて必要な箇所だけ網戸を後付けをお勧めしています』と言われました。

ただし、回転窓なので網戸は窓の内側にロール式のものをつけることになります。したがって、窓を閉めるときはまず網戸を収納する必要があります。虫がついていないことを確認してサササッと対応する必要があるので、これは気を使いそうです、、

という理由で、うちにはまだ一つも網戸がありません。窓は必要に応じて少しだけ開けるようにして使っていますが、それでも十分換気ができていると思います。(虫が入って大騒ぎの時もありますが、、、)

 

○梅雨、長雨

24時間換気の影響か、梅雨や長雨の時期、湿度は高くなる傾向にあります。何も対策をしないと60〜70%にはなってしまうので、エアコン等での除湿は必須ですね。再熱除湿機能があるエアコンなら、温度を保ちつつ湿度を下げられるので快適性が上がると思います。

うちの場合、エアコンはかなり下のグレードを選択したので再熱除湿の機能はありません。除湿をするとけっこう冷えることがあり、その度にエアコンを止めたりしています。なぜこのエアコンを選択したのかについては別途記載しますが、再熱除湿機能があればもう少し楽になるかなあ、と思うことはあります(ただし再熱除湿は電気代が高くなります)。次の梅雨ではアパート時代に使っていた、今では倉庫に眠っている除湿機を使うことになるかもしれませんね、、

 

まとめ

長々と書きましたが、結論としては、年間を通じてきちんと対策をうつことで快適にすごせているかなぁ、と思います。