マドノアカリ 〜Relaxing Life in Sweden House〜(スウェーデンハウスあれこれ)

スウェーデンハウスでの生活や、家電やお金(節約)の話など

スウェーデンハウスの窓枠メンテ

スウェーデンハウスといえば木製サッシ。

 

木製サッシは熱を通さず断熱性に優れており、窓のデザインも秀逸ですが、放置すると木の枠が乾いて割れてしまうので、数年サイクルでの定期的なメンテ作業(ペンキ塗り)が必要になります。(実際には、南側と北側など、環境によってメンテが必要な期間は変わります。)

日本人はメンテフリー大好きですし、この点でスウェーデンハウスに躊躇する方もいるのではないでしょうか?ちなみにわたしもメンテフリー大好きなので、この話を聞いた最初は『めんどうだなぁ』と気になっていました。

お金持ちであればスウェーデンハウスに頼んでやってもらうという選択肢もありますが、わたしのような庶民に当然そんなお金はなく、、自分でやるしかありません。

とはいえ、DIYの経験といえばほぼ家具の組立てぐらいしかしたことがないわたし、、ハケなんて使ったのは高校の文化祭以来だろうか(はるか記憶の彼方)、、窓枠にペンキをキレイに塗るなんて高等テクニック?なんて当然持ち合わせていません。

営業のかたは、『なかにはペンキ塗りが大好きなかたもいますが、ほとんどのお客様はそういった経験のない方ばかりですよ〜』とか、『新しいオーナー様にはメンテナンス講習会も開いて実際に窓枠や玄関ドアのペンキ塗りを体験してもらっていますので安心して(※契約して)ください』(※注意 : 筆者の勝手な想像)と説得してくるので、まぁなんとかなるだろうと思ったのと、それよりもスウェーデンハウスのメリットのほうが大きいと判断することができたので、そのうち気にしなくなっていました。

 

そして住み始めて一年目の春先に、スウェーデンハウスから一枚のハガキが届きます。

『メンテナンス講習会のお知らせ』

メンテ講習会を開催するので参加される方はご連絡ください、という内容でした。

ついにきたか、、ゴールデンウィーク最初のほうでしたが、最優先事項として妻と2人で参加をすることに。

 

そして講習会当日、できたばかりの新モデルハウスにおもむいた最初の感想。

『人が多い、、』

そうです、当然ながらマンツーマン指導ではありません。さすがにそこまで楽観的には考えていませんでしたが、正直なところ予想よりかなり人が多い。

営業さんいわく、受注も絶好調で、北陸スウェーデンハウスも業績絶好調、したがって新米オーナーの数も絶好調、という理由で過去最高のにぎわいなのだとか。

こんな多くて講習会なんてできるのかな?と一抹の不安をいだきましたが、せっかく来たのだから受けないわけにはいきません。

始まってみるといくつかのグループに分かれて、場所別の講習を交代しながら実施していく感じでした。とはいえ、それでもグループ1つあたりの人数は10人くらいはいたような気がします。

玄関ドアのメンテ、バルコニードアのメンテ、ベランダのメンテ、窓枠のメンテ、、、

それぞれの場所にメンテナンス担当の方が一人づつ配置されており、1つのグループに対して説明を行うのですが、10人くらいいるのでがんばって前に陣取らないとよく見えない状況に!

妻もこれはまずいと思ったのか、1番知りたかった窓枠メンテの説明時には夫婦そろってよく見える1番前をゲット(笑)。

するとなんと、説明してくださる担当のかたはうちのメンテ担当の方でした。少し恥ずかしかったですが、今さら後には引けず、開き直って写真や動画撮影も遠慮なく開始。

窓枠塗装の主な流れは、以下の3つ。

1. 下準備(必要ならヤスリがけ、マスキング)

2. 塗装(できれば時間を空けて2度塗り)

3. 後片付け(翌日以降乾いてからマスキング剥がし)

講習会の説明はさすが本職の方、主な流れに沿って説明しながら、時折入る質問にも笑顔で答えつつ、細かいところまで補足説明を入れながら教えてくれます。

用意するハケの種類や、汚さないようにするためのマスカー(マスカーの存在は恥ずかしながらこの時初めて知りました)、ペンキを缶から出す時に汚れないように出すコツ、色ムラが残らないようにハケで塗っていくコツなど。

これは教えてもらわないとわからない、、参加して良かった!と思える瞬間でした。

ただ、残念な点もあります。

以前、営業さんは確かにこう言ってました。『メンテナンス講習会も開いて実際に窓枠や玄関ドアのペンキ塗りを体験してもらっています』

ありませんでした、ペンキ塗り体験、、

今年は人数が多いのでなくしました、とのこと。うーん、それってどうなの?日を分けるなりすれば良かったんじゃないの?というのが素直な感想でした。

 

そんなこんなで不満もありましたが、メンテナンス講習会は全体的には有意義な時間でした。

 

そして数ヶ月後、天気の良い週末にいよいよ窓枠塗装の本番に取り掛かります。

必要な道具は写真を撮っていたこともあり、ホームセンターで比較的簡単に揃えることができました。

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まずは下準備。塗る箇所に沿ってマスキングテープを貼っていきます。最初なので出来るだけ丁寧に処置したこともあり、これが一番時間がかかりました。(何回か窓枠塗装を繰り返してわかったのですが、実はこの下準備が一番時間がかかることがわかりました。)

そしていよいよペンキ塗り、、講習会で教えていただいたとおりに、色むらができないように塗っていきます。

これは、、思ってたより楽しい!!

乾いた木枠が塗料を吸収していくのも面白いですし、何より達成感があります。まだ塗装していない窓と比べると一目瞭然、違いがよくわかります。

妻と交代でペンキ塗りを行いましたが、途中からは、わたしにやらせて、いや自分がやる、と若干取り合い気味でした(笑)

 

初めての窓枠塗装から数年が経過して、今ではテキパキといくつもの窓枠を1日で塗装できるようになりました。とはいえ、いまだに全ての窓枠は塗装できていません。

わが家の場合、一年毎に、南側、西側という感じで進めています(乾きがひどい箇所があれば方角にこだわらず随時塗ってます)が、北陸という土地柄のせいか、なかなかお休みの日のお天気に恵まれません、、

というか、北陸では天気のよいお休みはすごい貴重なんです。絶好のお出かけ日和なんです。そんな日に窓枠メンテ、、正直この点は少し残念かなと思います。

ただ、そこはもう仕方がないので、開き直ってペンキ塗りを楽しむようにしています。

最近は妻と1歳の娘がじっと見守るなか塗装をしていますが、将来は娘といっしょに塗り塗りできたら楽しいだろうなぁ、とか、いま塗らせたらたいへんなことになるだろうなぁ、とか考えるようになり、この窓枠メンテもなんだか悪くない気がしてくるので不思議です。

 

長々と書きましたが、窓枠メンテの細かい話は他のオーナーの方々に任せて、ここではメンタル的なところを主眼においてみました。

めんどそうだなぁ、と思っていたDIY初心者なわたしでも、今では楽しんで塗装できるようになっています。

スウェーデンハウスを検討中で、同じように思っている方の不安を少しでも取り除くことができていれば嬉しいです。

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